UVERworld『REVERSI』の感想と解釈~respectiveに込めた想い~

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UVERのアルバム「THE ONE」、最初聴いた時はどれも微妙な曲ばかりと思ってましたが
やはり何回か聴いていくうちに変わりました。マジでさいこー過ぎる!

同じ曲であることは変わりないのにどうしてこうも初めての時と感じ方が違うのか。
アルバムの新曲全部よかった。前のアルバムLIFE 6 SENSEもよかったですが
THE ONEは今までのアルバムの中で一番好きです。
中でも心にグッときたのが「23ワード」「Don't Think Feel」、そして「REVERSI」でした。

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なぜオセロなのか


REVERSIは劇場版青のエクソシストとのタイアップでありますが
今までのUVERの曲を知ってる人なら彼らがその為だけの曲を作るようなことは
しないしっかりした志を持った人達であることを知ってると思います。

ただタイアップ曲を作ってほしいなら製作者側がわざわざUVERworldに曲を
お願いする必要はなく他のアーティストでもいいわけです。
きっと製作者側がUVERwoldとしての曲や志に心を打たれてお願いしたのだと思います。

もちろんタイアップですから青のエクソシストとの世界にも合うように、
尚且つ伝えたい自分達のメッセージを込めて作ったと思います。

歌詞ですが私はこの曲は現在の世界構造をひっくり返す!みたいな意味じゃないかと感じました。
REVERSIの意味はオセロ、オセロは基本1対1でするものなのに歌詞中では
“俺らが”“respective(それぞれのという意)”からわかるように複数人で戦っています。

sound聴かせてやる 俺らのpage
沢山あるまだ見ぬworld
follow never next...yeah

俺らのpageとは人それぞれの物語、生き様、そこから転じて本気の心の鼓動を聴かせてやるというように思いました。
まだ見ぬworldと言っているので言葉通りまだ見ていない世界。前にpageとあるので次のページがまだ見ぬ世界なんでしょう。次のページに行くにはめくる、言い換えるとひっくり返さなきゃいけないとも解釈できる。

follow never next→次に従うな

正直ここはよくわかりませんが、見えてない先のことに捉われるな!ってことなんじゃないかな?
今ここでこれをしたら、それが原因でこれから先何か起こるかもしれないと原因と結果で考えてしまって本当にやりたいことができなくなってしまう。

その手で 全て色あるものを変えれるなら
君は何色に塗りつぶす?


この表現新しいなって思いました。色あるもの全て、つまりは見えているもの全て。
色があるのは光が原因なので光、言い換えれば限界、運命すら変えれるならとも取れます。

現代の社会風刺を思わせる言葉


汚い世界で息を止め居心地にも慣れてきて
青春に裏切られた大人の仲間入りするのか?


ここの歌詞から今の世界に悪いイメージを持ってることがわかると思います。
この次に

“Reversi負かしてやる 俺らがwin”

とあるので前の文の汚い世界、青春に裏切られた大人をひっくり返してやる。

がんじがらめの社会で幾度手を伸ばし
掴もうとしたものはこれじゃない
逃げてもそれなりに幸せなこの世界で
まだ此処じゃないと言えるから


現在の社会がほんとにこの状態だと思います。経済、競争社会、学力社会など他にもいろいろありますが
個人の純粋な想いなど全く反映されず損得、善悪、優劣、勝敗、などで決まる世界。

経済成長が原因だと思いますが、それよりも結局は人の心なんだと思います。
人の命よりも会社の利益が重視されている。
ライバル社を潰す、他の人より成果を出す、まさに戦争。
自殺者だって異常な数だ、そもそも自殺者が出ること事態おかしいと思うのだが。
子供の頃から競争させられて自由なんてほとんどない。
たくさん勉強して、良い大学出て、良い会社に入ってお金をたくさん稼ぐことが良いこと、正しいこととされてます。もちろん心が伴った行為であれば問題ないが実際そうでない場合が多い。
いつから心がない世界になってしまったのか・・・

根本的な原因はそうなるようにしている支配的立場にいる者たちなんでしょうけど。
次の曲がバーベルなのも意図的な気がします。支配者というか上に立つ人にはこうあってほしいという、まさにREVERSIの反対。
脳で考えるからそういった善悪、優劣、損得という概念が出てくるんだと思います

この現実から逃げて今の世界をしぶしぶ受け入れれば生きていく分には困りません。
でもせっかく自分として生まれて来たのだからどうせなら自分の色を残したいですよね。
今の世界を受け入れるか、それとも心に従うかに白黒をつける。



「個」としての自分、一人が変わればみんな変わる


Listen tempt providence
決戦 lock on rip up
Listen tempt providence
決戦 lock on rip up


「tempt」誘い出すとか、~に挑むという意味
「providence」摂理、真理、または神などという意味
“聞け、神または真理に挑むんだ”と訳せます。
“限界や運命に挑むんだ”とも解釈できます。

「rip up」切り裂く
決戦、ロックして運命を切り裂くんだ。

どうしても僕を認めたくない全ての人に
心から感謝を捧げるよ


認めたくない人がいるからそんな人達を納得させる為に自分を成長させられるとも
解釈できますが、
認めたくないということはその人を理解できない、自分と考え方が違う、みんなと違うことをする人だからでもあると思います。
他の人と違う、つまり“個”として成り立っているわけです。
自分自身であるを確認できるからそれに対して感謝を捧げるということ。
世界に対して悪いイメージを持っているので、それから隔離した“個”という解釈の方がここでは合っていると思います。

敵も味方も その存在に平等に価値を感じる
でも白黒つけようか


ここでの敵が自分を成長させてくれる存在という意味だと思います。

基本のオセロの勝ち方を教えてやるよ
序盤は相手に多く取らせるのさ
負けて始まる そこからが本当の勝負
最後は大胆に返してやろうぜ


すでに今の世界はオセロでいうこちら側がたくさん取られている状態。
オセロのように1枚が連鎖してひっくり返していくように
一人でも心の伴った行動する人がいればそこから連鎖してみんなを変えていける。
二番の歌詞に

“仲間たちが夢を掴む度 自分は少し終わってく気がしていた 何を守ろうとしていたんだ?”

とあるように仲間達が夢を掴んだことによってがんじがらめの社会にいた主人公の意識が変わり始めています。
現在の社会構造を作ったやつらを倒してやろう、潰してやる
とかではなくここで言いたいのは
ひとりひとりが変わること。
オセロでは駒をとったりしません。そもそも倒したり、潰し合っていたら今の社会と同じことになってしまいますからね。だからあえてオセロを選んだのでしょう。

今の時代、自分自身であることはかなり勇気がいります。
多数派の方が正しいという考え、他の人と違ったことをする人は変人とか狂ってると言われる。
勝負に勝ったほうがすごい人、負けた人は落ちこぼれ。
良い大学に行った人、学校の勉強できる人は優秀、そうでない人は劣等。
得をする方が正しくて、損をする方は間違い。

こういった考えが正しいという固定概念が今の社会を変えてしまったんだと思います。
頭で考えるから甲乙優劣をつけてしまう。
私は心と脳は一身同体だと思ってます。どちらが欠けてもだめ。
脳に判断を任せるということは乗り物の操縦をコンピューターにやらせているのといっしょだと思います。
例えば運転中に川で溺れているいる人がいてもコンピューターが川は危険だからと損得で判断して通り過ぎて行ってしまいます。乗っている人からすれば心が痛むはずです。

学力だって勉強できる人できない人で比べてなんの意味があるのか?もともと土俵が違うのに・・・
学者と格闘家が戦うようなものです。今の社会が学力を重視している為それ以外の良さを重視しない。
自分の想いがあることや信じれる道を進んでいける世界になってほしいです。



青のエクソシストに当てはめる


青のエクソシストの主人公、奥村 燐(おくむら りん)は人間とサタンの子供として生まれてきました。
普段はサタンの子供ということを隠して普通の人間として生きてますが怒りなどによって力を解放すると尻尾や尖った耳、青い炎が現れます。

ある時、学校の仲間に目撃され、サタンの子供であることがバレ、今まで仲良かった仲間達が少し距離を置いてしまいます。今まで仲良かったのに事実を知って距離を置いたのは頭で理解しようとしたからだと思います。心でいいやつだと感じていても固定概念から脳がそれを認めようとしない。
あんまり覚えてないけど後にちゃんと心で解り合ったような気がします。

人間=善 サタン=悪 として考えると燐はハーフなので善でもあり悪でもある矛盾した存在であることが分かると思います。この構図はよい例だと思います。
これは全ての人も同じで誰でも良い部分、悪い部分あると思いますが、これは見方によって全く逆になることがあります。正しいことは1つじゃない、誰かにとって正しいことは時に他の誰かにとっての悪いことになりうる。

誰かが得をすれば必ず誰かが損をします。
こんなことばかり考えたら何もできないですよね。
善悪、損得、優劣、勝敗など全部脳が作り出した幻想に過ぎません。
結局は心で感じ、それを信じれるかです。
心の伴った行動を愛を持って行なう時、そこには善悪、損得、優劣、勝敗もないと信じています

限界とか枠に納まろうとすること、安定を求めるなどは人間の生物としての本能だと思います。
つまり脳が体を、生体を守ろうする機能。
でも人間は限界を超えていける生き物です。誰もが強くなれる力を持っています。
誰かを倒すため、誰かに勝つための力ではなく自分に勝つための力。
他者と自分はそれぞれ体も考え方も感じ方も違う生き物なんだから比べること自体意味がない。
勝負事や競争において他者は負かして優劣をつける存在でなく自分の成長を確認させてくれる存在であるべきだと思います。

なぜ「respective」という言葉を選んだ意味


人は根本的に平等でそれぞれが特別で尊敬すべき人であると私は想っています。
歌詞の最後に“respective” とあります。
たぶん多くの人が最初、“尊敬的な“とかいう意味で捉えてしまったと思います。

調べると“それぞれの、各々の、個々の”とかで尊敬するという意味は全くでてきませんでした。
“respect”→尊敬する
これを分割すると
“re”→もう一度  
“spect”→見る
分けて考えると“もう一度見る”という意味になります。
これはもう一度見てしまうくらいその人が素晴らしくて尊敬すべき人であるということが語源だと思います。

そう考えると“respective”一人一人、それぞれの人がすべて尊敬すべき存在だという意味
だということが語源ではないでしょうか?
この言葉を作った人、takuyaはrespectiveをその意味でこの言葉を選んだと私は信じてます

最初受け入れられなかった曲を今では受け入れられるように人は変わっていける。
誰かと比べる必要なんてない、みんなそれぞれ自分だけの心、想い、夢をもった特別な尊敬すべき人間なのだから。
だからだれもが特別で尊敬できる人間であるために自分の心、想い、夢の為に
限界を超えて行こう。

長ったらしく書きましたが、かなり強い心を震わすメッセージを感じたので私なりに解釈してみました。
個人的な意見も多くなってしまいましたが、歌詞の本当の意味なんて書いた本人にしかわからないこと
だからみんなそれぞれが感じたことが歌詞の答えなのではないでしょうか。

この手で 全て色あるものを変えれるなら
この胸の迷いに白黒をつける
respective yeah


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この記事へのコメント

2013年01月14日 21:50
全く同じことを考えていました。

その通りですよね、なんだか同じ考えの人がいてくださって嬉しくなりました。
カワラ
2013年01月18日 00:25

コメントありがとうございます!
私も同じ考えの方がいてくださって嬉しいです。
ほんとに心で溢れた素敵な世界になってほしいです^^
ゆき
2013年02月09日 13:12
私の彼氏も同じことを
語ってました(。・・。)

素敵な世界になりますように♪

あの、此処からの歌詞の意味
解読して頂けませんか?
無理なお願いすみません(*_ _)
あ、無理ならスルーしてくれて
大丈夫です(・ω・´)
lily
2013年02月11日 17:00
初めまして。
たまたまブログを拝見したの者ですが、
カワラさんのいくつかの曲の解釈の仕方の
深さに驚いて思わずコメント致しました
私も歌詞から察する意味に
共感はしても詞を書かれてる方のの
考え方や方向性をきちんと分析したことが
なかったので、今回このブログを拝見出来て
貴重な経験になりました。
本当にありがとうございます。
また次回楽しみにしてます。
カワラ
2013年02月13日 02:09
>ゆきさん
コメントありがとうございます^^
素敵な世界になることを想う人が増えてくれると本当にうれしいですよね。
此処からの歌詞なんですが、実は一度解釈してみようとしたんですよね;
最後の方がなんとなくでしか理解できず文章にできないなと思い断念してしまいました。
でもいい曲ですよね!私も好きです^^
カワラ
2013年02月13日 02:47
>lilyさん
コメントありがとうございます^^
なんとか自分の考えをいろんな人に知ってもらう方法はないかと思って始めた歌詞解釈なのですがこうしてコメントを頂けるとこんな自分でも少しは役に立ってるのかなと思いうれしい限りです!
この解釈で大丈夫かな?と思ったり、解釈できなかったり文章にするのが難しい部分を避けたりもするのでまだまだ未熟者の歌詞解釈ですがよかったらまた見て下さい^^
通りすがりの者
2014年10月22日 13:52
最近、私は日本の音楽の英語を訳すことが趣味です(笑)

Listen tempt providence
決戦 lock on rip upの解釈が私と解釈がほんの僅かに、でも、ニュアンスは全然違うのでコメントしました。

結論を先に言うと「運命に抗い、新しい道を切り開け」という解釈です。

Tempt providenceは冒険、神に背くなどの意味で、lock onは追跡、rip upは貴方がおっしゃったように切り裂くなどの意味です。

以上のことから貴方の解釈である"定められた運命に挑む"というよりは"決戦で切り裂さいた"運命に"背く(抗う)"という解釈の方がすっきりくると思います。

Lock onをロックしてと訳してる時点で貴方の英語力は伺えますが、気になったので失礼します。

昔の記事でコメントはみてないかもしれませんが、失礼しました。
カワラ
2014年10月24日 02:41
>通りすがりの者さん

ご指摘ありがとうございます。
なるほどすばらい日本語訳ですね!
すっきりする訳し方にしようとかあまり考えていなかったのでこの度のご指摘は今後に活かしていこうと思います^^
2015年10月18日 11:48
心で溢れたとかそれぞれ特別なオンリーワン 笑
みたいな優しい歌詞じゃないと思うんのですが。。
どう考えても勝負、挑戦の歌
生ぬるさに流されて
別に戦いを放棄してこのまま生きていくこともできるが
それでは自分は満足できない
もっともっと先にゴールはある

敵はあれこれ言ってくるが勝手にやらせてもらう
最後はどいつも俺の生き方を認める位の結果を出してやる

強い意志と頑張る者への励ましの歌だと思います
オセロを選んだのは真逆の評価になるという点と大逆転があるという点

人それぞれ違うものですね。
MV見ても戦い、競争への意志を強く感じます。
カワラ
2015年12月04日 03:53
> さん
競争を唄った曲というのは私も同意です。
何て言うでしょうね、オリジナリティという個々の武器を持って戦うって感じですね!
コメント頂きありがとうございます(^^)