UVERworld『0choirゼロクワイア』の歌詞解釈 プリンに救われたわたし

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なんてもったいないことをことをしていたんだ・・・
「0choir(ゼロクワイア)」を聴いてそう思った。
発売からすでに4ヶ月も経って初めてUVERworldのアルバムを聴いた。

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やっぱりUVERworldはすごい‼


正直なところUVERはもういいかなと思っていた、そんな時に出会ったのがyoutubeに上がっていた京セラドームでの「0choir」のライブ映像だった。

歌唱力よりも言葉を伝えたいと言わんばかりの聞き取りやすい歌い声と可愛らしい言葉選びが印象的で
人の幸せは 人の不幸の上 成り立つって?
僕がこのプリンを食べたら 死者でも出るのかい?



この言葉が耳に入ってきた時に思わず顔に笑みがうかび「プッ」とふいてしまい、私の脳がガチガチに固めていた世界認識のゲシュタルトが涙といっしょに崩れていった。
私はこれまでお金を稼げばその分誰かの所得が減るとか、勝つものがいれば負けるものがいるだとか世界をそんな風に認識していてそれを基準になるべく悲しむ人がでない選択をして生きていくべきなんだとそう信じてきた。
それが

『このプリンを食べたら 死者でも出るのかい?』

たったこの一言で私の世界を変えてしまった。そうプリンを食べても誰も死なないのだ!
こんな簡単なことになぜ気付かなかったんだ、そう私はもっと早くこの曲を聴きたかった!

前置きが長くなりましたがUVERworldには世界を変える力があると改めて感じることができました。

「0」に「スラッシュ」が入っている意味


歌詞解釈というよりこれまた感想に近いのですが歌詞で気になったのが

①リンゴを心に喩えているところ
②タイトルでもある0choir


まず『0choir』ですが正式にはゼロにスラッシュを加えたもの『0/』が正しいみたいです。
『φ』←こんな感じですがこれはファイです。
なぜこんな面倒くさい表記にしたのか考えたらやっぱり答えは歌詞の中にあるんだと思います。
歌詞中で

“リンゴの皮を剥くように 心さらけ出したい”

リンゴの中身の部分が心であると喩えているわけですがリンゴの皮を剥くときは大抵は円状に切っていきますよね?
これが「0/」ゼロとスラッシュを組み合わせた意図ではないでしょうか。
『0』をリンゴの皮に見立て、それを『/』スラッシュ(切り裂く)する。
つまり『0/choir』とは

“お前の心を閉じ込めてさせている世間の常識やルールの皮なんて俺たちの音楽で切り裂いてやるよ”

そういった意味での聖歌隊だと私は感じました(誠果さんの加入やゼロからのスタートという意味はアルバムのタイトルのほうに込められていると思う)



歌詞中の「リンゴ」の意味を考察


普通って場所はここから何光年先の場所なんだい?

「普通」というものは大多数が共有しているものがあって初めて成り立つものであり、全ての人が心をされけだした各々のオリジナリティの前では普通という言葉は消えてしまうだろう。
リンゴの皮を円状に剥いていけばその皮は螺旋状になる。
螺旋とは無限や永遠の象徴としても使われます。
その螺旋状のリンゴの皮を何光年という光の道筋に喩えて普通って場所はほぼ永遠にないんだよって意味にも取れます。

ちょっとここでリンゴの話をします。
「みなさんはリンゴというもの見たことがあるでしょうか?」

馬鹿げた質問だと思うかもしれません、ほぼ全員答えはイエスでしょう。
ではそのリンゴをイメージして下さいと言ったらどうでしょう、イメージするリンゴは人それぞれ微妙に違かったり、ぼんやりしていたり、イラストのようなものだったりすることでしょう。

一言にリンゴといっても決まった形などないのです。つまりリンゴを見たことある人はいないのです。
私たち人間も同じです、誰も人間という生き物を見たことがない、だったら普通なんてあるはずないのです。
リンゴ一つ一つ形が違うように人間も一人一人在るべき形が違うのだ。

人間の心は誰にも渡せないしリンゴと違い皮を剥いたところで見えやしない、だから体で表現するしかないのだ。

次は君がリンゴと言う名の心を
ウサギの形にでもして 食べさせてあげれば良い


この部分でわかるようにウサギの形にするには皮が必要である。
つまり皮を人間の肉体とするなら心を体で表現したものを誰かに与えてあげようという意味になる。
ここではウサギの形と言ってるが歌詞からわかるように特にその形に指定はしていない

その形は私たち一人一人の心を表現してオリジナリティを表せということでしょう。
シンプルな言葉を使い、比喩もありきたりな表現だが私はこの部分に芸術性を感じずにはいられなかった。

誰かに嫌われたくない、傷つきたくない、怒られたくない、などいろいろな理由から自分を隠す。
自分を良く見せたいから、お金、学歴、資格、経歴、所有物などで自分を隠す。
別にこういったものを悪いと言いたいのではなく、むしろ素晴らしいと思います。
しかし心まで出せなくなるくらいガッチガチにこれらで覆わないでほしいです。

話が変わりますが私は悩んでいる人って大好きです。
悩みっていうのは本気で自分の人生に向き合おうとするから生まれてくるものだと思ってます。
もし誰かがそれを自分に打ち明けてくれたなら、それはその人の本気の心をさらけ出してくれた証だと思うとうれしくてしょうがない。
歌詞中の何もしてあげれなくてゴメンと謝って相手から涙という形で心をさらけ出してくれたことと同じくらい素敵なことだと思う。

この世界は結局のところ汚れているのか?素敵なところなのか?


これはどちらにもイエスと答えることができるだろう。
これは自分が世界のどちらの部分を見たいのかによって決まる。

例えば私たちは自分の目の前に見える景色を全て見えているだろうか?
「見えている!」と答える人もいるかもしれない。
だけどこのブログ見ている間はパソコンやらスマホの画面の外は見えてなかったりぼやけていたりするでしょう。
なぜ画面の周りが見えないのかと言ったらそれは今この画面を見ることに意識を集中しているからである。

言い変えるならこの画面を見るという選択をしたからなのだ。
このブログの文章を読むことに意識を置きながら画面の周りをはっきり認識することはできない。

私たちの脳は見えている世界の情報の100%のうち数%しか認識しない。選択されなかった情報(意識していない部分)は過去の記憶などに基づき整合性を保っている。
つまり世界の素敵な部分を見るという選択をしたなら脳は世界の素敵な部分を認識するようになるのだ。

僕らは美しい物ばかり探すくせに
隣に居てくれる人の美しさに気付けない

人はしてもらえた事は すぐ忘れがち
してあげた事だけは 忘れずに悲しくなり

失った物ばっかり 数えてちゃいけないだろ?
これから出逢える 素敵な物が沢山あるはずだろ?

上記の歌詞が選択によって自分が見るもの、見ないものを決めていることをほのめかしている。
・失ったものばかり数えるから自分にないものばかり見てしまう
・自分を売り込むことばかり考えているから他者から貰ったものを忘れてしまう
・遠くばかりを見ているから隣にいる人の大切さに気づけない

世界を良くするのも悪くするのも全ては自分次第、自分が選んだ世界が目の前に広がっているのだ。

UVERworldのライブで「合唱(choir)」


ライブでみんなが合唱(choir)すればそこには全員の心をさらけ出した一つの塊ができる。
これは全員がライブを楽しむという選択をしたからこそできることだ。
言ってしまえば一瞬で汚れた世界が素晴らしい世界に変わるという芸当とやってのけてしまうわけです。

0」という皮を剥いて(/スラッシュが入ってる意味)心をさらけ出してみんなで合唱(choir)する。
これこそが「0/choir」ではないだろうか。

やはりUVERworldは音楽に世界を変える力があることを信じている

私もやりきって年末は幸せで泣くっていう選択をしたいって思えました、UVERありがとー❗

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この記事へのコメント

Lily
2015年04月11日 02:53
久しぶりにブログ拝見しました^ ^
いつも素敵な解釈を拝見出来て
嬉しく思います。
ありがとうございます。

kawaraさんの解釈と言うか
世界観が素敵過ぎて、
読む度にUVERworldを
好きでよかったなって思います。
彼らの歌うことは一貫性が
あって好きです。

差し障りなければなんですけど、
UVERはもういいかなって
思われた理由を伺っても良いですか?
カワラ
2015年04月14日 04:02
>Lilyさん

お久しぶりです、また来てくださって嬉しいです!いつも言ってることなんですがそう言ってくれる人がいるおかげで私はブログを続けられています、本当にありがとうございます^^

UVERはもういいかなって思った理由ですが
きっとBUMPと比べてしまっていたんだと思います。
BUMPは歌詞の言葉一つ一つにとてもこだわっていて一つの言葉だけで幾通りもの世界が広がるような詩を綴っていることに文学性や芸術性を感じて歌詞の書き方はこうあるべきだ!って決めつけてしまっていたんですよね^^;
歌詞の書き方に正解はないのにBUMPと違う綴り方をするUVERの詩を受け入れられなくってしまっていたんです。
それをプリンを食べたら~のフレーズを聴いて本文の通りに世界の認識を変えてくれました。
それでUVERの素晴らしさを再認識しました!
Lily
2015年05月03日 18:54
いえいえこちらこそただコメントしてるだけなのに、
そんな風に仰って頂けるなんて
とても嬉しいです。

そして、わざわざ理由まで丁寧に答えて下さって
本当にありがとうございます。

BUMPに凄く感銘受けてらしたんですね!
kawaraさんがそこまで仰るものなら
BUMPもとても素敵な世界観を持ってらっしゃるのでしょうね^ ^

ブログ内で拝見した時に気になってはいても
なかなかじっくり聴くことが
なかったのですが、
この機会に聴いてみようと思います。

またの機会にお邪魔させて頂くかもしれませんが、
よろしくお願いします^ ^